
- オシレーター系
- インジケーター
MACD(マックディー)の使い方
今回は多くのトレーダーが使用しているオシレーター系のインディケーター(指標)である『MACD(マックディ)』の使い方やエントリーポイントなどについて説明していきます。
※ 説明に使用しているチャートはMT4(MetaTrader4)です。
最後にMACDを使ったサインツールも紹介(私が自信で作成したツールを無料で配布しています。)しているので、興味のある方は是非お使いください。
目次
MACD(マックディー)とは?
初めの頃はMACDを(エムエーシーディー)と言っていましたが、正しい読み方というか名前は、『マックディー』です。
大阪人の私としては『マクド』の方が親しみやすかったりもしますが、正式名称は『マックディー』です。
MA・・・ムービングアベレージ(MovingAverage)
C・・・コンバージェンス(Convergence)
D・・・ダイバージェンス(Divergence)
MA(ムービングアベレージ)とは『移動平均線』の事です。
移動平均線は、バイナリーオプションの情報収集をしていると色々なところに出現します。
なので、FXやBOを経験をある程度すればいつの間にか知っているほど有名なインディケーターなのです。
Cの『コンバージェンス』は『収束』
Dの『ダイバージェンス』は『発散・分岐』
なので『MACD(マックディー)』とは、
移動平均線がくっついたり離れたりすることで分析を行うインジケーターである。ということになります。
MACDは、『ゴールデンクロス』や『デッドクロス』を予想することができる分析ツールということですが、どのようになればエントリーポイント・エントリーチャンスなのか?というところも紹介していきます。
MACDをチャート上に表示させる方法
メニューから【表示】⇒【ナビゲーター】をクリックします。
ナビゲーターのツリーの中にある【インディケータ】⇒【MACD】をドラッグ&ドロップします。
設定画面が表示されますが、値は初期値のままで問題ないので『OK』をクリックします。
すると、サブウインドウにMACDが表示されるようになります。
これでMACDを使用する準備ができました。
見てみると、グネグネとしている赤い線と、横に並んでいる白い縦線の2つあります。
赤い線・・・MACD
白い縦線・・・ヒストグラム
線ならともかくヒストグラム?と思って難しそうに感じる方もいるかと思いますが、MACDはとても簡単なテクニカル指標ですので、この機会にしっかりと思えてみてください。
MACDをチャートに表示させる際に設定画面があったと思いますが、ここに記入されている数字『12日』と『26日』の移動平均線の間隔を現したのが『MACD』なんです。
EMA(指数平滑移動平均線)を使った分析手法の一つとして、『ゴールデンクロス』で買い『デッドクロス』で売りという分析手法があります。
ですが、
『ゴールデンクロスをしてからのエントリー』
『デッドクロスをしてからのエントリー』って、
実際はタイミングが遅くて勝てない時って多くないですか?
ですがもし、
ゴールデンクロス、デッドクロスしそうな場所が予め予想することができれば?
それは・・・勝率をグーンと上げることができますよね?
その『予め予想』ができるのがMACDだと思ってください。
何だか、とても便利そうなテクニカル指標のような感じがしますね~^^
それでは早速、どのように使うのか見ていきましょう。
MACDのゴールデンクロス、デッドクロスでエントリーするポイント
MACDのエントリータイミングとしては、ヒストグラムが赤い線を『下から上に突き抜けるとき』が『ゴールデンクロス』となり買いサインとなります。
逆に、ヒストグラムが赤い線を『上から下に突き抜けるとき』が『デッドクロス』となり、売りサインとなります。
デッドクロスの場合
チャートを見ていて、MACDのヒストグラムが赤い線を『上から下に』突き抜けそうだなぁ~と思ったら、次足に切り替わる瞬間に『LOWエントリー』
LOWエントリーをした足が下がりましたね。
MACDを見てみると、前足では赤い線よりも上にあったヒストグラムが今度は下にきています。
1分足で見ていた場合、1分取引をしていると『勝利』となります。
ゴールデンクロスの場合
先ほどとは逆に、ヒストグラムが赤い線を『下から上に』突き抜けるであろう足で『HIGHエントリー』をします。
ヒストグラムが赤い線を抜けて上にきましたね。
HIGHエントリーなので『勝利』です。
というようにクロスしそうな足を予め予測することができるので、MACDの見方が分かるだけで勝率が上がりますね。
下記図でなら、
縦の赤い線が『HIGH』でエントリーする足
縦の青い線が『LOW』でエントリーする足
です。
ここまでを見ていると、MACDだけでも勝てそうに思いますが、この手法も万能ではないのでいくつかの注意点があります。
それは、
『ダマシ』に遭うこともある。ということです。
下記図のように、『下から上に抜ける』と思わせておいて、逆に戻ってしまうパターンや、
『抜ける』と思ったのに、次足では1pipsも動かなかった『ダマシ』があります。
『ダマシ』を回避するには?
ローソク足の見方を学んだり、他のテクニカル指標と組み合わせて使うことで、そのような『ダマシ』に遭う可能性を引き下げることができます。
MACDはオシレーター系のインディケーターなので、トレンド系のインディケーターなどと組み合わせることにより精度が増します。
ぜひ色々な組み合わせを試してみて、あなたの手法にあった組み合わせを見つけてくださいね^^
最後に、MACDのヒストグラムをラインに変更する裏技を紹介させていただきます。
MACDのヒストグラムをラインにする方法
赤線とヒストグラムで構成されているのがMACDですが、この『ヒストグラム』を『線』にすることもできるので、線の方が良い方は変更してみてください。
手順1
まず、MT4のメニューから【ツール】⇒【メタエディター】をクリックします。
メタエディターが起動するので、左の【Navigator】から【Indicators】⇒【MACD.mq4】をダブルクリックします。すると、右側のエリアにMACDのソースコードが表示されます。
編集するのは36行目のこの部分↓
『 HISTOGRAM 』を『 LINE 』に書き換えるだけ!
直接入力してもいいですし、35行目のテキストをコピー&ペーストしてもOK!
書き終えたら『保存』をクリックして変更内容を保存します。
あとはMT4を再起動もしくはインディケーターを更新すれば・・・
ホラ!
ヒストグラムからラインへ変更することができました。
どっちの方が使いやすいかは人それぞれですので、あなたの使いやすい方を選んで使ってくださいね。
MACDを使ったサインツールを無料で配布中
私が自分で使ってみたいと思ったものや、当サイトの訪問者の方からご要望をいただいた内容で作ったものなどいくつかサインツールがあります。
誰でも無料でダウンロードできるようになっていますので、使ってみたいと思ったからは是非お使いください。
ここにいくつか紹介していますが、これより先に作成したサインツールは掲載しません。(更新に手間がかかるため)
ですので、ほかに何かないかなぁと思った方はサイト内検索で「MACD」と検索してください。
これはシンプルにMACDだけを使用したサインツールになります。
こちらはちょっと変わり種。2つのMACDを組み合わせたサインツールです。
MACDに3本のRCIを組み合わせました。
こちらは王道、MACDと移動平均線のサインツールです。