手法通りにエントリーしたのに、全然価格が伸びずに負けてしまった……
その原因は、相場に「トレンドの勢い(ボラティリティ)」が足りなかったからかもしれません。

ADX(Average Directional Index)は、現在の相場に「どれだけの勢いがあるのか」を数値で教えてくれる非常に優秀なインジケーターです。本記事では、ADXの基本から、バイナリーでダマシを徹底的に排除するための実践的な活用術までを分かりやすく解説します。

ADXとは?相場の「勢い」と「方向」を測る3本の線

ADXはメイン線、+DI(プラスディーアイ)、-DI(マイナスディーアイ)の3本で構成されるトレンド系のテクニカル指標です。それぞれの線の役割は

  • メイン線(強度)
    トレンドの強さを表しています。
  • +DI(上昇の勢い)
    上昇の勢いを表しています。
  • -DI(下落の勢い)
    下降の勢いを表しています。
MT4チャートにADXを表示させた状態
こちらはADXをMT4チャートのサブウインドウに表示させた状態です。

「ADXは価格が上がっているか下がっているかではなく、勢いが強まっているかを見ている」というところが特徴の一つですので、上がったら上!下がったら下!という勘違いをしないように注意してください。

【基本】ADXメイン線で「トレンドの有無」を判断する

ADXの基本的な見方として、メイン線がレベルライン25~30付近を基準に

  • 上に超えているとトレンドが発生
  • それ以下ならレンジ相場

上記のようにみます。

逆張りなら「数値が低い時」、逆に順張りは「数値が高い時」という使い分けをします。

【応用】±DIのクロスで「トレンドの方向」を見極める

DI線の位置と上下関係についてですが、

  • +DI > -DI: 上昇の活気が強い
  • -DI > +DI: 下落の活気が強い

というふうに見ることができます。

ADXメイン線と+DI線がレベルラインよりも上にある様子
ADXメイン線と+DI線がレベルラインよりも上にある状態で、-DI線がレベルラインよりも下にある状態。

このようにメイン線±DI線を組み合わせることで、「強い上昇」「強い下落」かが一目で分かるようになります。

【MT4設定】推奨される期間とレベル設定

期間について

一般的によく使われている期間は、MT4へ挿入した時に入力されている「14」です。

ADXの期間14が入力されているデフォルトの設定画面
デフォルトの14が一番よくつかわれている期間です。

レベル表示について

次に基準となるレベルラインですが、下記辺りが多くつかわれています。

ADXで勢いの基準とされるレベルラインの数値設定画面
一般的によく使われているレベルラインの数値が「25」と「37」辺り

レベルラインの追加方法

『レベル表示』タブから『追加』を押すと、レベル設定に一つ項目が追加されるので、そこへ数値を入力します。

ADXのレベルライン追加方法の解説画像1
【追加】を押すと数値が入力できるようになります。

2本追加したい場合は1本追加した後に再度『追加』を押します。

ADXに2本目のレベルラインを追加する画像
1つ目のレベルラインが追加された状態で『追加』ボタンを押すと、2本目を追加することができます。
ADXで勢いの基準とされるレベルラインの数値設定画面
上記が「25」と「37」にレベルが追加された状態。

実際にチャート上のADXを見てみると、

2本のレベルラインが追加された状態のADX
25と37の部分にドットの水平線が追加されています。

ラインの種類や色は好きなものに変更できるので、あなた好みにカスタマイズしてお使いください。

最強の組み合わせ!ADXをフィルターに使った手法

  • ADX × 酒田五法(三兵) 三兵が出現し、かつADXが上昇している時が鉄板。
  • ADX × ボリンジャーバンド バンドウォークの発生をADXで予見し、逆張りを回避する。